2024年のパリオリンピック。何かと大阪道頓堀と比較されるセーヌ川。
なんと8月4日にはベルギーの選手が大腸菌に感染し入院する事態に。
なぜそんなにセーヌ川は汚いのでしょうか?
選手は大丈夫なのでしょうか、またどんだけヤバくて汚いのか知りたくて調査してきました。
セーヌ川が汚いのはなぜ?
セーヌ川って何であんな汚いの?
— モンゴリアンデスワーム (@MongolianD_Worm) August 2, 2024
道頓堀と繋がってるの? pic.twitter.com/92058z78bh
セーヌ川は長年にわたり汚い水質の問題が指摘されており、
オリンピックに向けてパリ市は費用14億ユーロ(日本円でおよそ2300億円)をかけて対策してきたそうです。
画像をみてもわかりますが、目視でも汚いのがわかりますよね。
水質検査は行ったと発表されましたが、なぜこんなに汚い状態だったのでしょうか。
セーヌ川に生活排水が流れるから
セーヌ川は、雨水と生活排水が一緒に下水管を通る東京区部と同じ合流式のタイプです。
生活排水は汚水処理されてきれいな状態で流されているはずです。
では、なぜセーヌ川が汚くなるかと言うとある程度の水量を超えると処理できないままセーヌ川に生活排水が流れてしまうからです。
え!じゃあお皿とか洗った水やトイレの水もセーヌ川に流されているの!?
パリは下水の管理が日本とはやや異なり、大量の雨が降ってしまい雨水が下水管に入ると、
下水管を通っていた生活排水が一定量を超えるとマンホールなどからあふれます。
つまり、セーヌ川に流れる前にパリ市内の街中にも生活排水の汚水が流れてしまうんですね。
なぜ会場はセーヌ川だったのか
フランス人ジャーナリストの話によると、パリの市長は実際にセーヌ川を泳いで安全のアピールをしていたそうですが
決して地元民は泳がない川だというのです。
選手の健康を最優先に考えた結果からの判断だというけれど、健康を考えるのならば、そもそもこんなに汚れた川を会場に選ばなければよかったんだ。フランス人って見栄っ張りだから、『セーヌ川でやったらクールだな』って思ったら絶対に譲らないんだ。先に結論を決めて、なんとか帳尻を合わせる。それがいいほうに転ぶこともよくあるんだけど、今回はさすがに擁護できないね
引用元:フライデーデジタル 「会場がゲロまみれに」…トライアスロン会場・セーヌ川のあまりの汚さにフランス人記者が絶句
フランスパリといえば・・・でセーヌ川に会場が決定してしまったのですね。
パリ市民すらもドブ川って言ってました
セーヌ川がどんだけヤバいのか調査してみた!
セーヌ川とセットで検索されている大腸菌。
この大腸菌は道頓堀のときにも話題になっていましたね。
感染性の大腸菌は特定の菌株は消化管、尿路、で感染症を引き起こすことがある
O-157も腸管出血性大腸菌といわれる大腸菌の仲間です。
簡単に言うとう⚪︎この中に入っている菌です
セーヌ川は基準値の80倍の大腸菌
セーヌ川は汚すぎて公式練習の中止や男子の試合日が延期になったことはいうまでもないのですが、
問題となる大腸菌は事前の水質検査の時点でトライアスロンの規定である水質の80倍あったそうです。
その時点で別の会場にすればお金もかからなかったのに・・・
オリンピック前に環境活動家が排泄物を流していた?
7月にオリンピックを前にパリ市民が、セーヌ川の水質悪化に対する抗議として
セーヌ川で排泄をすると脅迫していたことが英メディア『inside the games』で明らかになりました。
この運動は#JeChieDansLaSeineというハッシュタグで回っていました
本当に行ったのかどうなのかは明らかではありませんが、環境意識の高い国で行動力もあるパリ市民はもしかすると
してしまった可能性もありますよね・・・
まとめ
セーヌ川が汚いのはなぜ?どんだけヤバいのか調査してみた!
という内容でまとめていきました。
セーヌ川が汚い理由は汚染水の処理問題にありました。
大量の雨が降ると、下水に流れ処理されるはずの生活排水がセーヌ川に流れ込みます。
また、セーヌ川はトライアスロンの規定80倍の大腸菌がいるというなかなかの汚い川であることもわかりました。
トライアスロンに参加された選手たちの健康を祈ります。
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